いくらリスニング力を上げようとしても、英語を理解するための速読力がないと無理です。
今回はその速読力について解説していきます!
英語はどれくらいの速さで読めれば良いのか?
速読力っていうと躊躇してしまう人もいるかもしれませんが心配は入りません。
ここでいう速読というのは、例えば1冊を10分で読むという速読法を指しません。
ネイティブスピーカーは1分あたりにおよそ160から300ワーズのペースで話すとされていますので、英語の理解スピードはこのスピードで読解ができれば問題ないということになります。
高校生から大学生、社会人でも100ワーズくらいと言われているからネイティブの理解スピードと大きな隔たりがあるよ!
英語を早く読めるようになるにはそうすればいい?
読解力が遅いのは、
・ボキャブラリーが少ない
・文法がよくわかっていない
・英文内容が難しすぎる
などさまざまな原因がありますが、一番大きい要因というのが、
英語を日本語に訳して解釈してしまっているという大きな癖があるからです。
複雑な英文を読んだとき、英語を英語のまま理解することができずに、いったん日本語に置き換えないと内容が入ってこない状態です。
相手が発している英語をいちいち日本語に置き換えているのでは全く会話についていくことができません。
英語を英語のまま理解する。このことは欠かすことができません!
日頃から英語を英語のまま理解することを徹底しよう!
英語を英語のまま理解するための練習方法について
おすすめするのは、たくさんの英語を読むこと、つまり多読です!
英語を読んで、理解をするということをひたすら繰り返すことで脳が理解することに慣れてしまい、結果的に理解スピードが早くなるというものです。
英語学習のキーワードは、ズバリ、この慣れがとても大事です。
普通、日本人が国内に住んでいれば、英語の環境に触れることはまずあり得ませんので、当然英語を使うことも、理解することも慣れていません。
ですから、日頃から英文を読むという行為は自分の脳に英語を慣らすことになります。
多読のコツはとてもシンプルです!
・今の自分のレベルである程度容易と感じて理解ができるようなマテリアルを選択する
・多少わからないことが出てきても気にはせず、わかるところだけで良いと気楽なスタンスで読んでいき、できるだけ辞書は引かないこと(どうしても気になる英単語が出てきた場合にチェックだけ控えておいて後で辞書をひくこと)
多読で大切なことは◯○!
多読で大切なことは自分が興味を持つことができるものを読んで楽むといことです!
読む量は最初あまり意気込まずに、週に1,500ワーズくらい(ペーパーバック5ページくらい)でいいと思います。
大切なことは、習慣づけて定期的に読むことです。
この多読をサボってしまうと、英語の理解力が落ちてしまうので、継続性が大事です。
ほんとに英語初級者の人は精読をするとよいです!
辞書を使っても全く英語が読めない人は多読よりも精読が向いています。
この精読というのは、1文ずつをゆっくりと辞書は和訳などを参考にして解釈していく読み方です。
多読の他に、おすすめのやり方
速読力をつけるために多読の他に薦めるやり方は、音読になります。
英語を声に出して読むのは非常に英語を理解するのに効果的な方法です!
英語の語順というのは日本語とは大きく異なりますので、英語の語順に慣れていないといったん頭の中でどうしても日本語に置き換えてしまいがちです。
しかしこの音読をすることによって、英語を語順通りに意味を理解する力がつきます。
音読を繰り返せば、英語の語順通りに意味を解釈するようになり、結果日本語に訳しながら英語を解釈するという悪い癖を矯正することができます!
音読のマテリアルは、どんなものが良いか?
音読する素材マテリアルは初めて見る英文よりも一度は内容を理解できている英文の方が効果が高いです。
初めて見た英文だと内容の理解に頭が回らず、ただ口を動かすだけの状態になってしまうことがあります。
最後に、英語を英語のまま理解するための必要な練習方法
英語を英語のまま理解するための必要な練習方法というのは、リスニングです。
これも音読と原理は同じですが、耳から入ってきた英文をいちいち日本語に訳していたら理解することが追いつけなくなります。
英文を聞いて、聞こえてくる英語の語順通りに理解、解釈する練習を繰り返し繰り返し行うことによって音読と同じく英語の語順に慣れていき、結果として日本語に訳すことなく意味を解釈することができます!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英語を英語のまま理解する力を養うには、多読、音読、リスニングの3つが有効な練習となります。
この練習、一見面倒と思った人もいるかもしれませんが、それほど大変ではないです。
音声付きの教材が1冊あれば十分です。
そこに載ってある英文を読めば多読になりますし、音声を聞けばリスニングになります。
英文を声にして読めば立派な音読です。
1冊のマテリアル教材があれば多角的に活用することによって多読、音読、リスニングをこなすことができます!
そしてもう一つ大事なことは、気負わないことです。
英語学習は習慣が最も大事なので、楽しみながらやっていきましょう!