英語をちゃんと通じるように話たい!
じゃあ、どおすればいいの・・・?
英文法とボキャブラリーは英語を理解して、表現をするために話す、あるいは英語を書く上で欠かせないスキルです。
なので、
英文法をマスターすることで英語力が加速すること間違いなしです。
今回、英文法を学ぶことの大切さと、英文法の学び方のやり方について説明したいと思います。
そもそも英語を身につけるのに英文法が必要なのか?
文法なんか勉強しているから会話ができるようにならないとはわけが違うよ。
英語を使っての表現力が高い人があまり文法を意識しないで英語をペラペラ話しているということで、結局英文法は不要なんだ論を唱える人もいます。
しかしこれは違います。
英語をペラペラ話せる人は文法を意識しなくてもよいレベルまで到達したおかげであって、決して文法が不要だということではありません。
「英文法をどんなに勉強しても英語を話せるようにはならない」
このように文法と英会話を切り離して考えることはNGです。
「ほとんどの日本人は義務教育から英語学習をしているのに全く英語が話せない」
そうです、英文法のみで考えると英文法を学習することは「お勉強」をしているという感じが強いのです。
しかし、これから英語学習をしようとしている言語の構造をしておくことはとても大事なことなんです。
それじゃ、英語に触れていれば自然と英文法が身に付くものなのか?
英語に大量に触れていれば英文法は自然と身につくんじゃない?って思う?
赤ちゃんや子どもなら可能かもしれないけれど大人にとってはとても非効率だよ
英語を触れていれば自然と文法が身に付くものなのか?
これの答えは、大人の場合には「N O」なんです。
赤ちゃんだったら勉強しなくても自然と母国語を話せるようになります。
子どもは大人の言っていることを聞いて、覚えた言葉を自分でも使ってみて少しずつ言葉の表現の幅を広げていきます。
毎日12時間近くにわたって語学集中講座を受けているようなもんです。
しかも、大人と比べて子どもの方が語学習得スピードが速いことは間違いないです。
しかし、大人は子どもに勝る点があります。
それは物事を理論的に考える力です。
文法を自然と身につけることは、英語に大量に触れたことで自分なりに言葉のルールを見つけ出すというかなりレベルの高いことをやらないといけないんです。
それよりも、例えば今現在進行している動作を表現するには「be 動詞ing」の形を使うんだよと教えてもらった方が理解するのが手っ取り早いです。
英文法を学ぶメリットって?
英語学習の土台がしっかりしているかどうかによって英語力がのびるスピードが断然異なるよ!!
英語は、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングの4技能があります。
文法とボキャブラリーはこれら4技能に関わってくる基礎です。
文法とボキャブラリー力が無い人がリスニングのトレーニングをするとします。
ボキャブラリーが少ないので聞こえてくる英文は知らない単語だらけです。
文法力もないので、英文で書かれているものを読んでも理解できないところがあります。
このような状態でリスニング量を増やしても効果は期待できません。
しかし、この文法とボキャブラリーの基礎さえできていればあとは練習あるのみなんです。
聞く量を増やせばどんどんリスニングの力は伸びていきます。
話す、書く、読むの練習の時にも文法やボキャブラリーが原因で躓くことが少なくなれば、練習効果は格段に高くなります。
文法を学んでボキャブラリーを増やす最大のメリットは4技能が伸びるスピードが速くなることです!
英文法に自信がない人はどうすれば?
最低でも中学卒業程度(英検3級)の力は必須です。
できれば高校卒業程度(英検2級)の力があればなお良いです。
このようなレベル感を掴むには、実際に文法が使われている例を確認されるのが一番です。
英検はウェブサイトで過去問を公開していますので、ぜひチェックしてみましょう。
日本英語検定協会(外部サイト)
でも注意!英文法を学んだとしても英語を話せるようになりません!
日本人は文法的な知識を持っているけど、なぜ英語が話せないのか?
それは自分で使いこなせないからだよ
中学、高校で英文法を習ったのに全然英語を話せるようにならない!
こう思われる人は多いはずです。
文法事項を頭で理解するというのはまだまだ本来の目的のゴールではないのです。
そこにはさらに上のステージがあります。
これが日本人に欠けていることで、このことに全く気がつかない人が山のように大勢います!
逆に英文法を使いこなす練習を積むことによって、英文法はより強力な武器になるのです!
英文法を自分で使いこなせるようになるための練習方法について
英文法を使いこなせるようにするための練習方法について紹介します。
これらは一人でも気軽にできて、効果の高い練習方法ですのでぜひ実践してみてください!
その1、例文の音読
各文法事項の説明にある付属の例文の音読を行います。
多くの人は文法書を購入したらそこに書いている説明文を読んで、理解して終わりにしてしまうのです。
理解して終えてしまったら、文法の知識だけで終わってしまいます。
理解したら声に出すということが大事です。
知識として得た文法を体に覚え込ませる練習の積み重ねで、頭と口がつながっていきます。
文法書はご自身の英語レベルに合ったものを選べばよいと思います。
その2、置き換え英作文
文法書の例文を使った「置き換え英作文」という練習方法です。
こちらはどちらかというと中級者レベルの人に向いています。
例えば、皆さん、相手に年齢を聞くときに使う英語表現として、
「How old are you?」
はご存じだと思います。
それでは、どのくらい具合が悪いの?と英語で尋ねる場合はどうでしょう?
「How sick are you ?」
です。
このように、形容詞のold をsickに置き換えることができます。
How 〇〇 are you ?の構造さえ知っていれば、あとは単語を入れ替えるだけで、無限の表現ができるのだから・・
と安易に考えてはいけません。
構造を習った直後に完璧に使えるようになるようなそんな英語は甘いものではないのです。
英文法の骨組みはそのままで、使いたい単語を置き換えて自分で文章を作ってみる練習によって、ようやく自分でも使えるようになるわけです。
作った英文が英語として不自然なものかもしれないとあまり考えなくても大丈夫です。
何が自然で、何が不自然なのかは、大量の英語に触れていく中で徐々にわかってくるものだからです。
細かなことは気にしないで、意欲的に文を自分で作っていきましょう!
まとめ
英文法の使い方でルールを頭に叩き込むことはまだ初期の段階です。
これをゴールだと思わないで、例文を音読して、自分でも文を作り出すといった活動によって自分でも使いこなすということが最終目的です。
紹介した音読などの活動の繰り返しにより、学んだ文法が意識しなくても自然と口から出てくるようになります。
文法を避けていてはこのような力は身につきません。
文法を味方につける英語学習でコミュニケーション能力を伸ばしていきましょう!