英文法を勉強しても英語を話せるようにならないって言っている人、いませんか?
英文法と英会話を切り離して考えてしまうのははっきり言ってダメです。
英語を流暢に話すためには、正しい英文法の知識が不可欠となります。
英文法を知っておくことで、相手と自信を持ってコミュニケーションが取れるようになり、自分が
伝えたい正確なメッセージを伝えることができます。
そこで、この記事では、「英語を身につけるための英文法の勉強方法」について、6つのステップを
踏んで、詳しく説明します。
1.英文法の基礎を学ぶ
英文法の勉強を始める際に、最初に肝心な基礎から着実に学んでいくことが大切です。
英文法書やウェブオンラインのリソースを十分に活用して、英語の基本的な文法ルールを
学びましょう。
動詞の時制や名詞の数など、基本的な構造をきちんと理解をすることができます。
今まで多くの人々に利用されていたり、評価が高い英文法書として以下のようなものが
よく知られています。
- 「English Grammar in Use」シリーズ by Raymond Murphy: このシリーズは、初級から上級までの英文法の基本から応用までをカバーした人気のある教材です。初学者から上級者まで幅広いレベルに対応しています。
- 「Grammarly Handbook」: オンライン文法チェッカーで有名なGrammarlyが提供するハンドブックは、無料で利用できるため、多くの人々に利用されています。英文法のルールや使用例をわかりやすく解説しています。
- 「The Elements of Style」by William Strunk Jr. and E.B. White: クラシックな英文法書であり、シンプルかつ効果的な文章の書き方を教えています。特に文章構造とスタイルに焦点を当てています。
- 「Understanding and Using English Grammar」by Betty Schrampfer Azar: 初級から中級者向けの教材で、文法の理解と使用法を詳細に解説しています。
- 「Oxford English Grammar Course」シリーズ: オックスフォード大学出版局から出版されたこのシリーズは、文法の理解と練習に焦点を当てた教材です。レベルに応じたバージョンが提供されています。
ただし、最適な英文法書は個人の英語レベルや学習スタイルによって異なる場合があります。
英文法に関する教材を選ぶ際には、自分のニーズや目標に合ったものを選ぶことが大切です。
最新の情報については、書店やオンラインの書籍レビューをチェックしてみることをおすすめします。
2.実践的な文法練習
英文法の理論だけでなく、実際の文法練習も重要です。
文法問題集やワークブックを使って、さまざまな文法ルールを実際の例文で確認しましょう。
繰り返し練習することで、文法ルールが定着し、自然な感覚で正しい表現ができるようになります。
以下、英文法問題集で人気のあるいくつかを紹介します。
- 「English Grammar in Use」シリーズ by Raymond Murphy: このシリーズは、初級から中級までの英文法に焦点を当てた問題集で、広く利用されています。各章には文法の説明と練習問題が含まれており、文法の基礎から応用まで幅広くカバーしています。
- 「Grammarly Handbook」: オンライン文法チェッカーで有名なGrammarlyが提供する無料の問題集です。文法ルールの解説と練習問題が含まれており、オンラインでアクセスできるため手軽に利用できます。
- 「Advanced Grammar in Use」シリーズ by Martin Hewings: 上級者向けの問題集で、高度な文法ルールやニュアンスに焦点を当てています。英語をより洗練されたレベルで使用したい人におすすめです。
- 「Practice Makes Perfect」シリーズ by various authors: このシリーズにはさまざまな文法トピックに特化した問題集があります。例えば、「Practice Makes Perfect: English Grammar for ESL Learners」などがあります。
- 「Cambridge Grammar for IELTS」シリーズ: IELTS試験のための文法問題集で、IELTSの文法要件に合わせて構成されています。IELTS対策をしている人に適しています。
- 「The Blue Book of Grammar and Punctuation」by Jane Straus: 文法と句読点の問題集で、基本的な文法ルールや句読点の使い方を解説しています。わかりやすい説明と実践的な練習が含まれています。
※これらの問題集は、自己学習や文法スキルの向上に役立つものです。
自分のニーズやレベルに合った問題集を選び、継続的な学習を進めていくことが大切です。
また、書店やオンラインの書籍レビューを参考にすることもおすすめです。
3.リーディングとライティングの活用
英文法の勉強を通じて、リーディング(読むこと)とライティング(書くこと)の両方のスキルも
向上させることができます。
英語の記事や本を読むことで、文法ルールが実際にどのように使用されているかを学びましょう。
また、自分で英語センテンス(文章)を書くことで、英文法の適用を練習し、自己の表現力を
向上させることができます。
英文法を習得するために、英語のセンテンスを書く際のポイントは以下の通りです。
- 文法ルールを意識する: 文章を書く前に、文法ルールを復習しましょう。動詞の時制、名詞の数、代名詞の適切な使用など、基本的な文法ルールを確認してから文章を構築しましょう。
- 文の構造を考える: 文章は主語、動詞、目的語などの要素から構成されます。文の構造を考え、それぞれの要素が適切に配置されるようにしましょう。基本的なSVO(Subject-Verb-Object)の構造に注意を払いましょう。
- 連鎖的な文法の使用: 文章を多様な文法ルールで構成することで、英語の豊かな表現が可能になります。複数の文法ルールを組み合わせて使うことで、より高度な文章が書けるようになります。
- 適切な時制を使う: 時制は文章の意味を明確に伝えるために重要です。過去、現在、未来の適切な時制を使って、文脈に合った意味を表現しましょう。
- 簡潔で明確な表現: 文章はできるだけ簡潔かつ明確に表現することが大切です。冗長な表現を避け、必要な情報を適切な単語で伝えるよう心がけましょう。
- バラエティ豊かな単語の選択: 同じ単語や表現を繰り返すのではなく、類義語や異なる表現を活用して文章を豊かにしましょう。辞書やシソーラスを活用して英単語選びを工夫しましょう。
- 例文や模範文を参考にする: 文法の理解を深めるために、例文や模範文を参考にすることが役立ちます。テキストやオンラインリソースから適切な例文を見つけ、それを元に自分の文章を作成しましょう。
- 自己修正とフィードバックを活用する: 書いた文章を自己修正する習慣をつけましょう。また、友人や言語交換パートナーに読んでもらい、文法ミスや改善点を指摘してもらうことで、成長の機会として活用できます。
- 頻繁な練習を重ねる: 文章を書くスキルを向上させるには、継続的な練習が欠かせません。日常的に英語の文章を書く習慣をつけ、徐々にスキルを高めていきましょう。
これらのポイントを意識して英文法を習得するための文章を書くことで、自然な英語表現や正確な文法の使い方を向上させることができます。
4.リスニングとスピーキングの練習
英文法の勉強だけでなく、リスニング(聞くこと)とスピーキング(話すこと)の練習も
組み合わせて行いましょう。
英語のポッドキャストやYoutubeなどの自分のお気に入りの動画を通じ、ネイティブスピーカーの自然
な英語表現を聞くことで、文法ルールを実践的なコンテキストで学ぶことができます。
また、スピーキングの練習を通じて、自分の文法スキルを向上させていくことも大切になります。
5.ピアレビューやフィードバックの活用
英文法の学習を進める際には、他の人からのフィードバックを受けることもとても効果的です。
友人や言語交換パートナーに自分の文章を見てもらい、文法ミスや改善点を指摘してもらいましょう。
フィードバックを受けることで、今の自分の課題を明確にし、より成長を促進させることができます。
なお、友人や言語交換パートナーに自分の文章を見てもらい、文法のミスや改善点を指摘してもらう
際の注意点は次の通りです。
- 感謝の意を示す: 文法ミスや改善点を指摘してもらうことはあなたの成長に繋がります。最初に感謝の意を示しましょう。感謝の気持ちを伝えることで、相手も喜んで協力してくれるでしょう。
- 具体的な指摘を求める: 「どこに文法ミスがあるか教えてくれますか?」と具体的な指摘を求めることで、相手がどの部分に注目すべきかを明確にします。
- 文脈を提供する: 文法ミスや改善点を理解するためには、文章の文脈が重要です。どのような状況でその文章を使用するつもりなのか、背景情報を提供することで的確なアドバイスを得ることができます。
- 冷静な態度を保つ: 指摘された文法ミスや改善点は、成長の機会です。感情的になるのではなく、冷静に受け止めましょう。自己評価をしながら、次回からの改善に活かしていきましょう。
- 遠慮せずに指摘を求める: たとえ文法ミスが少ないと思っていても、遠慮せずに指摘を求めることで、細かい改善点を見つけることができます。遠慮せずに質問してみましょう。
- 複数の意見を聞く: 複数の友人や言語交換パートナーに意見を求めることで、異なる視点からの指摘を受けることができます。多様な意見を取り入れて、より正確な改善を図りましょう。
- フィードバックを活かす: 受けたフィードバックを無駄にしないよう、次回の文章作成時に活かすことを心がけましょう。同じミスを繰り返さないようにし、成長を実感できるよう努力しましょう。
- お返しの提供: 相手からのフィードバックにお礼を言い、将来的に相手が何かを求めた際には、お返しの提供をすることも良いアプローチです。言語交換やお互いの成長をサポートし合うことが大切です。
これらの注意点を意識しながら、友人や言語交換パートナーとのコミュニケーションを楽しんで
英語のスキル向上を図ってみてください。
6.継続的な英語学習と実践
英文法の学習は継続的なプロセスです。
新しい英文法のルールや表現を学び、習得しながら、実際のコミュニケーションや文章作成に
活かすことが大切です。
常に新しいことに挑戦し、自分の英文法スキルを向上させる努力を続けていきましょう。
まとめ
英会話や英文を作ったりする、英語を身につけるためには、英文法の学習は欠かせません。
正しい英文法の知識を身につけることで、コミュニケーション能力や自己表現力を向上させることが
できます。
基本から着実に学び、実践的な練習を繰り返すことで、自信を持って英語を話し、書くスキルを
発展させていきましょう。